ヨーロッパでレンタカーする時の保険は基本3つで自動的についている(2017年2月一部修正)

異国の地で運転するときに、やはり事故が起こった時どうなるのかは当然ながら不安材料のひとつ。

もちろんヨーロッパでクルマを借りるときも保険があるわけですが、ちょっと自分なりにまとめてみます。

ヨーロッパでは必ず含まれる保険は3種類

ヨーロッパでクルマを借りる場合は、1つの強制保険と2つの任意保険が必ずついています。

基本レンタル料にも含まれていますので、追加でフィーを払う必要はありません。

その3つの保険とは次のとおりです。

保険の種類 内容
強制対人対物保険(Third party liability insurance:TPLまたはTI) すべての国で加入が義務付けられている強制保険なので、基本的に確認は不要。事故によって相手に怪我をさせてしまったり、相手のクルマ、建物等を破損してしまった場合の支払いを保証するもの。国によって保証限度額に差はあるようですが、基本的には限度額は高め。
自車両損害保険(Collision Damage Waiver:CDW) 国や会社によっては強制であったり任意であったりするので確認が必要。運転手の故意や極端な不注意が原因でなければ、「止まっているもの、あるいは動いているものに衝突した場合」、「暴動等に巻き込まれた場合」、「衝突によって、窓ガラス、ライト、タイヤがダメージを受けた場合」、「自然災害(その国の法律で定義されていることが多い)にあった場合」により発生した事故の被害費用を保証。
自車両盗難保険(Theft Waiver:TW) レンタルされた車両または車両付属品の盗難・盗難未遂が発生した場合の保証をするもの。注意点は免責額があることと明らかなドライバーの過失であった場合には適用できないという点。

これらは各会社のウェブサイトにも乗っておりますが、英語だったり見づらいものも多く、慣れていないとよくわかりません。でも、とりあえずこの3つがあるということは覚えておいたほうが良いと思います。

(ご参照)

ネット調べたり、日本語で予約できるときに日本で聞いてみたりもできますが、情報が古かったりすることもあるので、実際に現地でこの3つについて直接聞けるようにしておくと便利だと思います。

「もちろん入っている」という答えが返ってくるでしょう。

強制対人対物保険(Third party liability insurance:TPLまたはTI)

こちらはデフォルト3保険のうちただひとつ「強制保険」となります。TPLとかTIと略されたりします。

非常にベーシックな内容で、事故によって相手に怪我をさせてしまったり、相手のクルマ、建物等を破損してしまった場合の支払いを保証するものです。

国によって保証限度額に差はあるようですが、基本的には限度額は高めなので安心です。

繰り返しとなりますが、TPLは必ず付随している保険ですので、追加でチャージを取られない、オプションで付随するか聞かれない保険です。

たとえばEuropcarの場合特に申込後にもらうコンファメーションに記載されていないので不安になりますが、そもそも強制保険だから付随しているものなのです。

自車両損害保険(Collision Damage Waiver)

正確には保険ではなく、「車両損害保証制度」であり、事故等によりレンタルした車両に損害が発生した場合に、契約者の損害額負担を免除、軽減する制度のことだそうです。

こちらは任意保険ではありますが、ほとんどのレンタカー会社では通常契約で必ずついていることが多い保険です。ということで、TPL同様、追加で申込を求められることはありません

この保険には免責額が設定されています。国や為替相場等で5万円くらいであったり10万円を超えたりと変動するので、予約ごとに確認が必要です。

もちろん、追加オプション料を支払えば免責額を低減させることも可能です。(後述します。)

ちなみにバンパーを多少こすったくらいであれば、追加チャージを請求されることはまずないと思います。何度かこすっていますが、一度も請求されたことはありません。(もちろん場合によっては請求される可能性もあるので各自の自己責任でご判断ください。)

自車両盗難保険(Theft Waiver)

こちらも任意保険ではありますが、契約時に自動的についてくる保険で追加費用は発生しません

レンタルされた車両または車両付属品の盗難・盗難未遂が発生した場合の保証をするものです。注意点は免責額があることと明らかなドライバーの過失であった場合には適用できないという点でしょう。

海外ですと治安の関係から、盗難のトラブルに巻き込まれやすいと思われがち。特に窓ガラスを割られての盗難に気をつけろなどガイドブックに書いてあります。

ただ、ちょっとガイドブックは大げさな気もします。

とはいえ、もちろん必要最低限の用心(車内に貴重品を置きっぱなしにしない、なるべく車から離れるときは荷物を外から見えないところに置くなどする。都会ではなるべく有料の地下駐車場等を利用する。)は必要ですが、過度に恐れることではないと思います。

なお、CDW同様TWにも免責があります。オプション(有料)で免責額を軽減することも可能です。

上記以外の保険は有料オプション:フルカバー、SCDWなど

契約時=レンタル時に必ずついている保険は以上3つ。それ以外はオプションとなっており有料となります。

代表的なのは、「通常使用時部品補償(WWI)」「免責軽減制度(SCDW・SLDW)」「搭乗者傷害保険(PAI)」。

このなかで一番使われそうなのが「通常使用時部品補償(WWI)」、よく現地では「フルカバー」と呼ばれ、ほぼ必ず窓口で「フルカバーにしますか?」と聞かれます。(これはヨーロッパ独特なのかな?)

デフォルトのCDWでは補償されないフロントガラス・窓・タイヤの破損を補償してくれる保険。

実は、昨年、これにはいっていないときに限って、フロントガラスを傷つけてしまったことがありました。高速走行中に石がどこからか飛んできたというトラブルだったんですよね…。

旅のトラブルその2 高速道路走行中、フロントガラスに石が直撃しヒビが入る -2012 France and Spain | my lifelog yuu-koma.jp http://www.yuu-koma.jp/?p=8403

でもよくわかりませんが、740ユーロくらいの支払いが発生するかもと言われた割りには結局100ユーロ程度の支払いですみました。

フロントガラスにヒビが入るという事故はよっぽど稀なわけですが、少々割高になってもやっぱり「フルカバー」にはしておいたほうがいいなあと思うようになりました。

なお、現地でフルカバーを追加で加える際には、「窓ガラス、タイヤなどを追加で保証する保険ですか?」と聞いてみたほうがいいですね。

まだ未確定な部分もあるので今後もリサーチを継続

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ということで、自分のためにも、ヨーロッパレンタカーの保険を整理してみましたが、まだまだよくわかっていない部分も多々あります。これからも現地でクルマを借りて、もっと経験や知識を知識をつけて、保険についての理解を深めていけたらいいなあと思っています。

※ もし当エントリーで間違い等ございましたら、ご指摘いただけると幸いです。よろしくお願い致します。

(追記)2017年2月

レンタカーの保険のまとめ+アルファ

前述部分と重複が幾分ありますが、その後あらたに調べた情報などを追加して見ます。自身の経験および引き続きEuropcarのサイトを参考に説明していきます。

a. 基本は3種類、TLI、CDW、TW

ヨーロッパレンタカーでの保険の基本は次の3種類です。TLIは強制保険ですが、CDW、TWについては絶対に付随しているか確認が必要です。この3種類は、会社によってはデフォルトの保険となっている場合もあります。

保険の種類 内容
強制対人対物保険(Third party liability insurance:TPLまたはTI) すべての国で加入が義務付けられている強制保険なので、基本的に確認は不要。事故によって相手に怪我をさせてしまったり、相手のクルマ、建物等を破損してしまった場合の支払いを保証するもの。国によって保証限度額に差はあるようですが、基本的には限度額は高め。
自車両損害保険(Collision Damage Waiver:CDW) 国や会社によっては強制であったり任意であったりするので確認が必要。運転手の故意や極端な不注意が原因でなければ、「止まっているもの、あるいは動いているものに衝突した場合」、「暴動等に巻き込まれた場合」、「衝突によって、窓ガラス、ライト、タイヤがダメージを受けた場合」、「自然災害(その国の法律で定義されていることが多い)にあった場合」により発生した事故の被害費用を保証。
自車両盗難保険(Theft Waiver:TW) レンタルされた車両または車両付属品の盗難・盗難未遂が発生した場合の保証をするもの。注意点は免責額があることと明らかなドライバーの過失であった場合には適用できないという点。

その他の保険としては、運転手が怪我、運転手の荷物の盗難への保障などが選択できます。

b. 自損事故(self-inflicted accident)に対する保険

自損事故(self-inflicted accident)については、国や会社によってCWDでカバーしていない場合もありますので、さらに確認しておくとよいです。

これまでの経験では、Europcarは、CDWの中でフランスやスペインで自損事故への保障が適応されていたと思いますが、イタリアでは含まれていなかったと思います。ドイツでSixtを利用した時も、含まれていませんでした。この時は、9日間のレンタルで、デフォルト500ユーロの料金に対し、追加保険料が100ユーロ程度を支払って対応してもらうことにしました。

ただし、rentalcars.comを通して借りる場合は、rentalcars.com独自の保険制度である「自車輌損害補償制度(Damage Excess Refund: DER)」があり、この場合には、自損事故の保証も保障されます。ただし、一旦現地レンタカー会社に支払いをしてから、別途、rentalcars.comに申請手続きをする必要があるので注意してください。

僕の経験では南イタリアで自損事故を起こした時に手数料、営業保証手数料、付加価値税(VAT)以外の支払いはほぼ全額保障してもらえました。

非常によい精度であり、私がrentalcars.com利用を強く進める根拠にもなっています。イタリア(特に南イタリア)は他のヨーロッパ諸国と比べると運転が乱暴なので、特にrentalcars.com経由で申込みこの保険を支払ったほうがよいと考えています。

プロフィール

都内の会社に務める傍ら、休暇を利用して旅行をしたり音楽活動をしているビジネスマン。趣味は、旅行、音楽など。旅行はヨーロッパが中心、現地でレンタカーを借りて旅することにはまっています。フランスの最も美しい村全156箇所を完全制覇!音楽はクラシックが中心。ヴァイオリンの演奏もします。最近は健康のためにランニングを開始。マラソンも。Marathon du Médoc 2014含む数回のフルマラソンを完走しています。