2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」 1-8章:ノルマンディ上陸作戦の舞台へその2、オマハビーチ(Omaha Beach)

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11月のフランス短期旅行記でしばらく中断していた7月のフランス旅行記を再開します。

上陸作戦中、最大の被害を被った場所

ノルマンディ上陸作戦、空挺作戦の激戦地のひとつ「サント・メール・エグリース」からはクルマで1時間弱でした。

まずオマハビーチ (Omaha Beach) というのは、ノルマンディー上陸作戦時の連合国側のコードネームだったそうです。

オマハビーチとは、具体的にはサントノリーヌ=デ=ペルテ (Sainte-Honorine-des-Pertes) とヴィエルヴィル=シュル=メール (Vierville-sur-Mer) 間の海岸のことでした。しかし、このコードネームのおかげで現在ではオマハビーチという名前が一般的になったようです。

さてノルマンディー上陸作戦(ちなみに正式名称は「ネプチューン作戦」)開始時の概要をざっと書いてみます。

まず部隊が空から攻める空挺部隊と海から攻める上陸部隊の2つがありました。

空挺部隊は、空からパラシュートで降りてドイツ軍が占領していた拠点を攻撃する部隊のこと。この日の午前中に訪れたサントメール・エグリースは、この空挺部隊が最初にドイツ軍から開放された街でした。この作戦が実行されたのは、1944年6月6日未明。

続いて、上陸部隊。海岸から上陸してドイツ軍を攻撃する作戦ですが、5つの場所から同時に上陸作戦を実行するというものでした。実行時間は同じく1944年6月6日、午前6時30分とのこと。

この5つの場所=海岸が、ソードビーチ、ジュノービーチ、ゴールドビーチ、ユタビーチ、そしてオマハ・ビーチでした。

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そして、この中でもオマハビーチが最悪の上陸作戦だったと言われています。他のビーチと比較して特殊装甲車両の装備が少なかったことと、上陸時高潮に見舞われてその多くが、海岸に辿り着く前に沈没してしまったそうです。また、連合軍の事前予想よりも強いドイツ軍部隊が待機していたとのことです。

このため、上陸当初、連合国は大苦戦。多大な被害を被ることになりました。結果的、連合国はà体勢を立て直し、上陸作戦は一定の成功を納めはしましたが、他の上陸作戦と比較して最も死傷者を出してしまったということで、別名「ブラッディ・オマハ」と呼ばれるようにもなってしまいました。

現在のオマハビーチ

さて、そんな悲劇的な激戦地となったオマハですが、現在はいたって平穏でおだやかな雰囲気でした。正直きれいな砂浜とまではいえませんでしたが、何kmも続くとても広く穏やかなビーチで、海水浴はもちろんのこと、サッカー、バレーなどの球技をしたり、くつろいだりするにはもってこいのビーチでした。

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そしてこの数Km程続く海岸線の各所には、この上陸作戦関係のモニュメントがありました。以下の2枚の写真はビーチの一番西側に。

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そして、こちらのモニュメントはビーチ中央にありました。

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そして同じ場所のすぐ近くにあったこちらは、モニュメントというよりは現代アート作品といえるでしょう。

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ちなみにどの場所も、多くの観光客がいたので、駐車スペースを探すのには一苦労でした。

なお、ここから5kmほどのところに、上陸作戦の舞台となった場所のひとつ「ユタ・ビーチ」があり、ここには比較的大きめのノルマンディー上陸作戦関連の博物館があるようですが、時間の都合で訪問を諦めました。上陸作戦関連の博物館は、先程のサント・メール・エグリースでも見ていたから、そして、正直、いかにもアメリカ的な「俺達すごい!」感満載の構成には少々うんざりしたから、という理由もありました。

でもむしろテイクアウトできる軽食すら売っているお店がなかなか見当たらなかったことが最大の原因かも笑。

それでも空挺作戦、上陸作戦の部隊を通して、まだひとつ第二次世界対戦に関する勉強ができたことは貴重な経験となりました。

次の目的地はバイユー。今度はおよそ1,000年前の英仏海峡を挟んだ対戦に関する勉強をしに、そしてまた少しだけですが印象派フェスティバルに戻ります。(続く)

プロフィール

都内の会社に務める傍ら、休暇を利用して旅行をしたり音楽活動をしているビジネスマン。趣味は、旅行、音楽など。旅行はヨーロッパが中心、現地でレンタカーを借りて旅することにはまっています。フランスの最も美しい村全156箇所を完全制覇!音楽はクラシックが中心。ヴァイオリンの演奏もします。最近は健康のためにランニングを開始。マラソンも。Marathon du Médoc 2014含む数回のフルマラソンを完走しています。