5月1日
現地時間22:09
日本時間05:09(5月2日)
今日はあいにくの曇り空。雨こそ降りませんでしたが、気分はさえません。そして今日はメーデーということで、ほとんど誰も仕事をしない日。ちょうど2年前のこの日、朝一番でヴェルサイユに向かったのですが、宮殿内は鑑賞することができず、泣く泣く概観と庭だけを見てパリ市内に戻ってきましたのですが、ここでも更なる仕打ちが。お店というお店、美術館という美術館が全く開いていないのです。しかもこの日は夜の22時初のミュンヘン行きの夜行電車を待たなければならず、この待ち時間をつぶすのに非常に苦労しました。
そんな経験からか、今日はあまりたくさん行動しないでおとなしく観光しようと思っていました。
とりあえず今日はBroisという街にあるお城を見て、そこからToursに向かいながらいろいろなお城に行くことにしたのですが、いきなりTours市内で道に迷い、結局、最初にたどり着いたのが、
“Chateau de Chenonceau”。
1日なのにお城は見学できるし、人も多かったのでびっくり。
昨日のChambordに比べれば小さいお城ですが、非常に美しい。ほんと天気が悪かったのが悔やまれます。
このお城、とっても写真の撮りがいがあります。「正面」というのが定義しづらいし、川がありますので、どの位置から撮ればいいのか非常に難しいのです。きっと昨日のChambordよりも写真を撮ったと思います。
それからChambordが森の中であったのに対し、こちらは小さな町のなかにあるお城なので、町の散策も行ってきました。また、鉄道の駅もありました。
次は、”Amboise”を目指します。20kmあるかないかの距離。全く迷うことなくあっという間にたどり着きました。
実は、昨日Amboiseを通過したのですが、そのとき18時を過ぎていてこれからToursの宿を探しに行かなければならなかったので、立ち寄るのをやめたのです。結局Toursの宿はすぐ見つかったので、せっかく天気がよかったのにもったいなかったなあ、と思いました。
ここはロワール3つめのお城でしたが、初めのChambordとChenonseauがあまりにも素晴しかった影響で、正直物足りなかったです。きっと天気の影響もあるのでしょう。
ロワール川南のD751に沿って、次に向かったのは、”Chaumont-sur-loire”。ここは交通の便が非常に悪いせいなのか、日本のガイドブックにはあまり載ってないと思います。
小さなお城ですが、わりと僕は気に入りました。ただ残念なのは、やはりメーデーということでお休みだったことです。
ここから、ロワール側を渡り、北側のN152に沿って本来最初に以降と思ったbroisに向かいました。30分くらいで到着したと思います。
やや規模の大きめの街。とてもロマンティックな街です。
お城もとてもきれいですが、ここは非常に写真がとりづらかったです。
この時点で15時を過ぎていました。もうひとつくらいいけるかな、と思って、本日は最後に”Loches”に向かうことにしました。実は今朝一番初めに行ったChenonseauから20?30kmのところにあるので、今日朝一番に向かっていればもっと効率よく回れたのですが、こんな非効率なことは一人旅ではしょっちゅう経験します。
途中、菜の花畑がきれいな町(村)を見つけたので10分ほど立ち止まって見ました。
Lochesに着いたのは17時過ぎ。ここにあるお城も小さなお城です。中を見ても20分もかからないくらいです。
この町もとてもいい雰囲気です。本日の夕食はこちらの町でとることにしました。町の入り口にあった一つ星のレストランに決めました。昨日はマックだっただけに、今日は絶対フレンチだ、と思ってましたから。もっともフレンチといっても、こちらでは普通の料理なので、料金だって結構リーズナブルです。
オードブル・メイン・デザートの基本的なコースでもドリンク(ペリエ、コーヒー)をつけても22ユーロ。
オードブルは「魚のテリーヌ」、日本だと高級ホテルのビュッフェとかでしか見かけません。
メインは「鴨のコンフィ」、僕はコンフィが大好きです。骨から肉がホロっと崩れ落ちるのでほとんどナイフは使いません。
デザートは「クリームキャラメル」、要するにプリンです。
フレンチってそれほど量は多くないのでいいです。
食事を終えて、再びToursのホテルに戻ってきました。ちょうどホテルに着いたときに日が暮れました。21時30分でした。
メーデーおよび曇り空ということで、あまり行動しないつもりが、結局この旅行で一番行動した日となったような気がします。
明日はToursよりも西側のお城をめぐる予定です。宿泊先はToursの西にあるAngerという街です。